ディスカッション:グループ 3 (ファシリテーター:小間井・矢本)
グループディスカッション 1
話題提供に対してどのような立場をとるか議論しました。
- 総合の授業ならできるが,一般的に言って,文型・語彙も獲得してほしい授業で,総合のようなことがどこまで使えるか?
- 時間と自分とのたたかい。悩みを抱えてここに来た。頭ではわかるが,体制のもとではやっていけない。早稲田の中だけで通用する。外では通用しない。環境を作れないのがいけないと,ばっさりと細川先生には切られるが。
- 訂正,添削はしたほうがよいか?文法・文型の授業はどうか?
-学習者には正しさは追究していきたい心がある。
- (漢字教育が研究テーマのかたに)漢字などは正しく書かないとだめなのでは?
- 研究方法に関して疑問がある。学習者がこうなっていったというのは,研究者の主観ではないか?
- 早稲田の外部から参加しているので学習環境がつかめない。総合の授業がどのような枠組みで行われているのか。わかっていることが前提で議論を進めてもらっても・・・(BBSの活動をおこなっていることも紹介)
- 初級者にはメールを書くのはたいへんなのでは?
- BBSは必ず書き込まなければならないのか?
-レポートの提出は週に1度となっていたが,毎週書きなおせない学習者もいた。
- ずっと同じテーマでレポートを書きなおし続けるのか?
-10枚ぐらい書き直していったりする。
- 現在,実践において,なるべく添削しない方向でいきたいと思っている。17人のクラスで時間をとって,会話をしながら「何を書きたいか」を聞き,「こうしたらよいのでは」と提案している。しかし,これでよいのかどうか?それで今日は出席した。初級レベルでは作文は直さなきゃいけないのでは・・・。
グループディスカッション 2
- 総合の時間で好きなことを言っていくとスピーチ大会のようになるのでは。また,語彙の問題は,個人的な問題で,他の学習者と接点がないのでは。レポートを読んでわからないときは自分で調べるのか?教材があって学ぶべき,というのとは違う。
- レポートを読んでくるのが宿題。辞書で調べてくる。授業では「どういうことか?」と質問もでたりする。サポーターも「こういうことが言いたいの?」と提出することもあるし,話し合いながら共有していく。サポーターをふまえて,話し合いの中で見つけさせる。
- 知らないものは発見できないのでは?-こういうことかな?とまわりから意見を出し(足場がけ),最終的には学習者が選ぶ。-それは,ある意味の添削,修正につながるのではないか?赤を入れるのではなく口頭で。「あなたのこれでは伝わらないけど,言いたいことはこういうことなの?」というのは訂正。-正しいものを規範として出すのではなくても,こういうのかな?というのも,これはネイティブの正しい訂正なのでは?
- 学習者は,「私は,それがいいたいことではない」,と言うこともある。
- 正しいものを提示するのではない,間違いを直したいのではない,というのはわかるが。
- わからないところを「どういう意味?」と聞くが,やりすぎると学習者が落ち込むのでは?-お互いに言いたいことが言い合える場作りを心がける。-自己開示ができるように,というのは難しいのでは?
- 場での会話の中で,そういう言い方もあるのか,という気付きがある。-自己修正はOK?
- 日本語学校でやると,「文法をちゃんと教えてくれない」と学生や学校におこられる。早稲田だから,また,他の授業で文法などを全部やっているから,うまく言われる。
- いま,ヨコ総合3・4では語彙・文型も扱っている。-どんな活動か?後行シラバスで語彙・文型を提示している活動なのか?それは,修正とは言わないのか?コミュニカティブアプローチとは言わないのか?(船山さん)(ここで時間切れになったが,船山さんは細川先生にも質問せず・・・)(あとで古賀さんより,武さんとの活動について,語彙・文型の活動は学習者の表現を広げるため。学習者の「辞書代わり」の活動ととらえているとのことです。)
記録:小間井 麗
> グループ4へ
▲