言語文化教育研究会――過去の記録

四季の講演会第3回
添削と修正をめぐって――第三の言語教育への方法論

ディスカッション:グループ 2 (ファシリテーター:武)

ディスカッションテーブル2のメンバーは,全員日本語教師のみなさんでした。

理念はそうあるとして,すると実践は?・・というところに話は焦点化されました。自分のクラスでできるのか? 具体的に「総合」はどうなってるの? という疑問がでました。

質問1

Q:教師や日本人サポーターがファシリテートしている時はいいが,学習者だけになった場合に表現や語彙などが足りなくなるのではないか?学習者は満足するのか?

A:これについては 細川先生に対して質問し答えてもらいました。(今週のレビュでの細川先生の文章がこれとも関連しています。)

質問2

ディスカッションQ:20人前後のクラスで行う場合,効率を考えると「総合」の形ではできないのではないか?効率を考えるとどうしても添削が必要にならざるを得ない。

A:ここで語られているのは理念とそれを一つの形にしたものにすぎない。色々な形が考えられる(難しいが)と思う。「総合」をそのまま自分の現場に形だけ持っていくことはできない。

*「総合」を自分の現場で使えるのか?というところから話ははじまり,質疑応答などを経て「考え方」の問題に立ち返り,「よけいわからなくなった」との正直なコメントがありました。(怒っているのではなくて・・) サポーターとしてうまくまとめることができませんでしたが,私も含めてそれぞれの現場で考えていくのでしょう。またお会いできれば・・と思います。

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