2002/07/19
[RLC020719]ルビュ言語文化 第29号
[2002-07-19] Revue Langue et Culture N.029 #################################################################### [ 週刊 ] ル ビ ュ 言 語 文 化 (RLC) ── 第29号 ── #################################################################### ■ 第29号もくじ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ 研究室より:なぜ注射をしないか ◇ 随時登録中:開放型メーリングリスト開設,乞う参加希望者! ◇ おしらせ:来週開催! 国語と日本語の連携を考える会,ほか -------------------------------------------------------------------- 【RLC開放型メーリングリスト:登録はrlc_regist@hotmail.comまで】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 研究室より ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 僕が小さいころ,近所に絶対に注射をしないという医者がいて,家族たちが 散々文句を言っているのを聞きました。 今まで注射ばかり受けてきた患者は,注射をしてもらわないと治療を受けた 気がしないのです。 しかし,この医者は最後まで注射をしませんでした。 それはなぜでしょうか? 「注射をしないとお父さん,患者が減るよ」 父親の病院を大きくしてお金持ちになった,近所の若先生が言いそうな文句 です(この医者の息子は同じ医院を継ぎましたが,彼は時々注射をしていま した。何とも皮肉ですね!)。 つまり問題は,繰り返し言ってきましたように,注射(訂正)を受けたい患 者にどう応えるかではなく,なぜ注射(訂正)をしないか。 このことを考えるのが日本語教師の本当の仕事では? (ほ) -------------------------------------------------------------------- 【随時登録中】開放型メーリングリスト開設,乞う参加希望者! 登録申請用アドレス: rlc_regist@hotmail.com -------------------------------------------------------------------- このたび言語文化研究室では,今までの掲示板を廃止し,新しいメーリング リスト(無料)を開設します。 このメーリングリストは,本メルマガ愛読者様をはじめ,HPから当研究室活 動に興味を持たれたさまざまな方々が互いに交流することを目的とした,開 放型メーリングリストです。 どなたでも,以下の登録申請用アドレスに自己紹介をかねた申し込みをして ください。その後,1週間程度で自動的に登録され,メンバーからのメール が行き交うメーリングリストのアドレスが返信されます(なお,大学が休日 の場合あるいは回線等が込み合っている場合等には,登録の遅れることがあ りますので,あらかじめご了解ください)。 書き込み要領は,従来の掲示板と変わりませんが,メンバー内でのやり取り となりますので,お互いに顔の見えるインターアクションが可能です。開放 型ですので,どなたでも参加できます。 ぜひ,お知り合いの方々にお勧めください。 登録申請用アドレス: rlc_regist@hotmail.com -------------------------------------------------------------------- ■ おしらせ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ =【WebSite更新】==================================================== □ 研究室名が「言語文化教育研究室」(旧:言語文化研究室)に変わりま した。),当研究室学生の研究紹介を随時更新 □ 全文検索が可能になりました(TopPageの右下より) =【来週開催】======================================================== □ 国語と日本語の連携を考える会 第10回研究会 □「日本人,留学生,年少者を結ぶ視点」 □ http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/semi.htm#kokugo ==================================================================== ● 於 :2002年7月27日(土) 15:00〜18:00 早稲田大学 22号館 717号室 ●話題1:多文化共生をめざす「地球子供教室」の日本語学習とカリキュラ ム構成 宇土泰寛(東京都港区立三光小学校) ●話題2:大学での「書く」授業を通じてどんな「視点」が引き出せるか 大島弥生(東京水産大学) 事前申し込み等不要です。直接ご来場ください。 +[PR]+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ +___________細川 英雄 編___________+ + ◆『ことばと文化を結ぶ日本語教育』◆ + + ことばと文化の関係に着目した実践を手がかりに,コミュニ+ +ケーションとしての第二言語習得の位置づけを捉えなおす14章+ + ◆ 凡人社:2400円+税 2002年5月刊行 ◆ + + http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/musubu.htm + ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ =【受講者募集】===================================================== □ 早稲田大学日本語教育学公開講座「21世紀の日本語教育学へ」 □ 2002年度後期(9月28日〜12月21日)受講者募集 ==================================================================== これから日本語教育を学んでみようという方々にとっては,早稲田大学日本 語研究教育センターのスタッフによる「日本語教育学公開講座」は,最適の 講座といえます。 ●申込締切:7月26日(金) ●講義日時:9月28日〜12月21日の土曜日(祝日休講)10:00〜12:15 ●受講料(教材費含):45,000円(ただし早稲田大学在籍者は,15,000円) くわしくは,http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/ にて。 =【研修会】========================================================= □ (社)日本語教育学会 2002年度研究集会 第5回 □ 教師と学習者の心理的問題とその解決 □ http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkg/kenkyu/2002/kk-02-5.htm ==================================================================== 日時:2002年8月4日(日) 9:45〜16:45,5日(月)10:00〜16:30 場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木神園町3-1) 講師:加賀美常美代氏(お茶の水女子大学留学生センター助教授) 定員:130名 参加費:会員9,000円/一般11,000円(両日とも昼食付き) 申込み:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkg/kenkyu/2002/kk-02-5.htmをご覧の上 80円切手貼付の返信用封筒を同封して,郵便で学会事務局まで。 =【講座】=========================================================== □ 講座「ニューカマーの子どもたちと高校進学」 □ ニューカマーの子どもたち,在住外国人支援に携わるボランティアの方 も必見! ==================================================================== 日本語を母語としないニューカマーの子どもたちに役立つ「高校進学」の最 新情報,受入れ状況について,神奈川県,横浜市の高校進学担当者,神奈川 総合高校,ひばりが丘高校の先生よりお話を伺います。 日 程:7月20日(土,祝)14:00 〜16:00 会 場:産業貿易センタービル9階 会議室 (横浜市中区山下町2/山下公園前) ※希望者には会場までの地図をお送りします。 主 催:NPO法人 多文化ネットかながわ・ユッカの会 (財)横浜市国際交流協会 参加費:無 料 定 員:80名(要申込み・先着順) ★申込み・問合せ先:電話,FAX,Eメールにて。 (財)横浜市国際交流協会 日本語学習支援担当 TEL:045-671-7128 FAX:045-671-7187 Eメール:yoke@city.yokohama.jp <プログラム> 1.「神奈川県の公立高等学校入学者選抜制度について」 講師:神奈川県教育庁 高校教育課専任主幹 中岡 正廣 2.「横浜市に新しくできた市立高校について」 講師:横浜市教育委員会 指導第二課指導主事 高橋 正彦 3.「事例報告 〜受入れ現場の現状と課題〜」 講師:神奈川総合高校 教諭 潮田 康之 講師:ひばりが丘高校 教諭 寒河江 東一 4.質疑応答 =【経過報告とお願い】=============================================== □ インドネシアに本を贈る運動 ==================================================================== インドネシアに本を贈る運動にご協力くださったみなさん, どうもありがとうございましたm(__)m 7月9日,無事第1便のダンボール1箱を発送いたしました。引き続き,第 2便(10月発送予定)で贈る本を募集します。 なお,この活動はインドネシアのジャワ島西部スマランに今年の4月にでき た日本語教室に寄贈するための本を募集しているものです。 活動は,教室の本棚が埋まるまで続けられる予定ですので,引き続き,皆様 のご協力をお待ちしております。よろしくお願いいたします。 -------------------------------------------------------------------- インドネシアで日本語を勉強している大学生が,日本の本を集めて図書館を 作る活動を始めました!! あなたの要らなくなった本がインドネシアの図書 館に並びます! あなたも身近な所から国際協力を始めてみませんか? -------------------------------------------------------------------- 募集している本 1.日本について書かれた本や雑誌など (英語歓迎) 2.簡単な字が書かれた子ども用の絵本 3.簡単な字で書かれたマンガ (例:クレヨンしんちゃん,ドラえもん) 4.日本の伝統的な文化について書かれた本や雑誌 (英語歓迎) 主催者:Ketut Purwantoro (スマラン大学,インドネシア) 所在地:インドネシア ジャワ島西部 スマラン 対象者:日本語+英語教室(TIS-COURSE)の生徒,及び一般訪問者 あなたのご協力をお待ちしております。まずは下記までご連絡ください。 大阪大学人間科学研究科ボランティア人間科学講座 国際協力論 博士前期課程1年 細川もなみ monamih@nifty.com +【PR】───────────────────────────+ ルビュ言語文化(RLC)では,日本語教育関係のメルマガやホームペー ジとのリンクを積極的に推進しています。 このメルマガとの連携に興味のある方,お便りください。 発行責任者:細川英雄 hosokawa@waseda.jp +──────────────────────────────+ ==================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 誌 名:ルビュ「言語文化」29号 発行日:2002年7月19日(毎週金曜日発行) 発行所:言語文化研究室 〒169-8050 新宿区西早稲田1-7-14 早稲田大学大学院日本語教育研究科 編集,発行責任者:細川英雄 http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/ 配信システム:まぐまぐ http://http://www.mag2.com/ ────────────────────────────────── 登録,解除の手続きは, http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/mmaga.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (c) 2002 Hosokawa, H. 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