2002/05/17

[RLC020517]ルビュ言語文化 第20号

[2002-05-17] Revue Langue et Culture N.020
####################################################################

[ 週刊 ] ル ビ ュ 言 語 文 化 (RLC) ── 第20号 ──

####################################################################

■ 第20号もくじ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 研究室より
◇ おしらせ特集‥日本語教育関連シンポジウム・研究会のご案内
◇ 刊行物ご案内‥細川編『ことばと文化を結ぶ日本語教育』 ほか


■ 研究室より ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日本語教育は価値観を教えることか。日本語教育に関する教室で,この議
論が湧き起っている。

 すでに1970年代に日本語教育は洗脳か,という議論があったが,この問題
はまだ何ら解決を見ていない。しばしば送られてくる留学生の日本語学習志
望書類を見ると,「日本人のような日本語を話したい」「日本人と同じよう
に日本文化を知りたい」という動機が文面のあちらこちらに見える。また
「日本人らしく」振舞うことを教える日本語教室は,日本中のいたるところ
に存在するという。

 この「日本人らしく」というのは,どのような価値観だろうか。もし「日
本人らしく」という価値観が存在するなら,それは具体的にどのようなもの
だろうか。「日本人らしい日本人」が明日教室にきてくれるとうれしい。

●今号では,日本語教育に関する研究会・シンポジウム等の新しいお知らせ
が満載です。期日の迫っているものもありますが,ふるってご参加ください。
                               (ほ)

+-【!ご意見ください!】-------------------------------------------+
このメルマガでは,読者の方々の,いろいろな意見を紹介しつつ,日本語教
育の問題をみんなで考えていく「場」としたいと考えています。どうぞHPの
掲示板にお便りをください。皆さんからの投稿を待っています。
+------------------------------------------------------------------+


■ おしらせ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=【開催】===========================================================
□ 大養協(大学日本語教員養成課程研究協議会)シンポジウム
□ 年少者日本語教育から,大学日本語教員養成に期待するもの
====================================================================
日本語教育関係者を対象としたシンポジウムを開催します。
●日時: 2002年 5月24日(木) 14:30〜17:00
●会場: お茶の水女子大学 文教育1号館
     http://www.li.ocha.ac.jp/map.html
●講師: 宇土泰寛(東京都港区立三光小学校)
     岡崎 眸(お茶の水女子大学)
     小島順子(横浜市立飯田北小学校)
●司会: 細川英雄(早稲田大学)
●使用言語:日本語
お問い合わせは,
大養協事務局(京都外国語大学中川良雄研究室:yo_nakagawa@kufs.ac.jp)
まで。


=【開催】===========================================================
□ 日本語・日本語教育研究会
□「日本語の文法論を一般化すれば・・・」
====================================================================
皆様,ふるってご参加ください(事前の申し込みは必要ありません)。
●日時: 2002年6月6日(木) 16:30〜18:00
●会場: 早稲田大学 西早稲田キャンパス 22号館 203教室
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/contact.htm#map
●講師: アンドレ・ヴロダルチック(フランス・リール第3シャルルドゴール大学)
●対象: 学生・教職員・一般(事前の申し込みは必要ありません)
●使用言語:日本語
お問い合わせは,
早稲田大学日本語研究教育センター(cjl@list.waseda.ac.jp)まで。


=【開催】===========================================================
□ 「21世紀の日本事情」研究会
□ 最近の「日本事情」研究の統括
====================================================================
皆様,ふるってご参加ください。
●日時: 2002年6月7日(金) 17:30-19:00
●会場: 早稲田大学 西早稲田キャンパス 22号館 509教室
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/contact.htm#map
●講師: 長谷川恒雄(慶応義塾大学 国際センター)
●テーマ: 最近の「日本事情」研究の統括
●対象:「日本事情」教育関係者
●使用言語:日本語
お問い合わせは,当研究室(hosokawa@waseda.jp)まで。


=【開催】===========================================================
□『ことばと文化を結ぶ日本語教育(凡人社)』参加者交流シンポジウム
□「ことばと文化を結ぶ日本語教育をめぐって」
====================================================================
皆様,ふるってご参加ください(事前申し込みが必要です)。
●日時: 2002年6月9日(日) 14:00-17:00
●会場: 早稲田大学 国際会議場 第3会議室
     http://oj2k1.t-kougei.ac.jp/intconf.html
●講師: 『ことばと文化を結ぶ日本語教育』執筆者(細川英雄,他)
●テーマ: ことばと文化を結ぶ日本語教育をめぐって
●対象: 一般(先着80名まで)
●使用言語: 日本語
参加申し込み・お問い合わせは,凡人社(info@bonjinsha.com)まで。


=【開催】===========================================================
□ 国語と日本語の連携を考える会 第10回研究会
□「日本人・留学生・年少者を結ぶ視点」
====================================================================
皆様,ふるってご参加ください(参加申し込み等,不要です。直接,ご来場
ください)。
●日時: 2002年7月27日(土) 15:00〜18:00
●会場: 早稲田大学 西早稲田キャンパス 22号館
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/contact.htm#map
●テーマ: 日本人・留学生・年少者を結ぶ視点
●話題1:宇土泰寛(東京都港区立三光小学校)
     多文化共生をめざす「地球子供教室」の日本語学習とカリキュラ
     ム構成−学びの場としてのレトリックから生成的カリキュラムへ
●話題2:大島弥生(東京水産大学)
     大学での「書く」授業を通じてどんな「視点」が引き出せるか
     −日本人大学生の表現法授業/日本人大学生と留学生との作文交
     換のケースから
●対象: 学生・教職員・一般(事前の申し込みは必要ありません)
●使用言語: 日本語
詳しい情報は,http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/ 
お問い合わせは,当研究室(hosokawa@mn.waseda.ac.jp)まで。



■ 刊行物ご案内 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=【まもなく刊行】===================================================
□ことばと文化を結ぶ日本語教育(日本語教師のための知識本シリーズ2)
□細川英雄 編(凡人社,2,400円+税)
====================================================================
日本語教育における「文化」とは何か。ことばと文化の関係に着目した実践
を手がかりに,コミュニケーションとしての第二言語習得の位置づけを捉え
なおす14章。
●ことばと文化を結ぶ日本語教育をめざして
●学習者参加型評価と日本語教育    ●学習者主体とは何か
●日本語教師のための状況的学習論入門 ●内容重視の日本語教育 ほか
くわしい内容を,http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/musubu.htm
でご覧いただけます。


+【発売中】────────────────────────+
◆『日本語教育は何をめざすか―言語文化活動の理論と実践』◆
          ◆ 細川 英雄著 ◆
    ◆明石書店 2002年1月31日刊行 6,500円◆
     著者15年の「日本事情」研究の集大成。
   ことばと文化を結ぶ,画期的な日本語教育原論。
 ◇ http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/naniwo.htm ◇
+─────────────────────────────+


+【PR】──────────────────────────+
 ◆◆◆ めるマガ『日本語教師,あ・つ・ま・れ〜!』 ◆◆◆
毎回お届けする日本語教授レシピは楽しい授業にするためのヒント
がいっぱい!また,日本語や日本語教育,日本文化などに関する様
々な疑問・質問・悩みについても語り合います。日本語や語学教育
などに関心のある方,是非ご参加ください!(^.^)ノ
      http://www.kfcs2000.com/f/index.html
+─────────────────────────────+

+【PR】──────────────────────────+
ルビュ言語文化(RLC)では,日本語教育関係のメルマガやホームペー
ジとのリンクを積極的に推進しています。
このメルマガとの連携に興味のある方,お便りください。
      発行責任者:細川英雄 hosokawa@mn.waseda.ac.jp
+─────────────────────────────+

====================================================================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 誌 名:ルビュ「言語文化」20号
 発行日:2002年5月17日(毎週金曜日発行)
 発行所:言語文化研究室
     〒169-8050 新宿区西早稲田1-7-14
     早稲田大学大学院日本語教育研究科
 編集・発行責任者:細川英雄
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/
 配信システム:まぐまぐ
     http://http://www.mag2.com/
──────────────────────────────────
 登録,解除の手続きは,
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/mmaga.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(c) 2002 Hosokawa, H. Lab. 無断転載を禁じます。

上へ戻る