八ヶ岳アカデメイア――会員の研究活動より

塩谷奈緒子(しおや・なおこ;SHIOYA Naoko. Ph.D.

現職 東京電機大学理工学部共通教育群 講師

著書:『教室文化と日本語教育――学習者と作る対話の教室と教師の役割』

外国人を対象とした日本語教室活動を,教室外社会との関係性において捉え直し,「教室文化」という新たな視点から「教室文化」を作る教師の役割について考えるとともに,学習者の対話的コミュニケーション能力育成のための教室活動の可能性を探る。[詳細情報 >

そのほかの著書(共著)

  • 塩谷奈緒子(2008).私の将来(第3章).津村奈央,須賀和香子,塩谷奈緒子,市嶋典子,武一美.細川英雄,蒲谷宏(編)『日本語教師のための「活動型」授業の手引き――内容中心・コミュニケーション活動のすすめ』(pp.83-130)スリーエーネットワーク.

学位論文

  • 塩谷奈緒子(2007).『教室文化論序説――学習者と作る対話の教室と教師の役割』早稲田大学日本語教育研究科博士論文(明石書店より2008年『教室文化と日本語教育――学習者と作る対話の教室と教師の役割』として公刊).
  • 塩谷奈緒子(2003).『日本語教室活動における教師の役割――コミュニケーション環境の設定と支援』早稲田大学日本語教育研究科修士論文(未公刊).

論文

  • 塩谷奈緒子(2013).11年後の私の言語文化教育――大学院における「言語文化教育研究」の実践から[寄稿]『言語文化教育研究』11,13-67.http://gbkk.jpn.org/vol11.html#shioya
  • 塩谷奈緒子(2010).教室活動の生成とアセスメント――対話型の教室活動におけるアセスメントと教室作り.佐藤慎司,熊谷由理(編)『アセスメントと日本語教育――新しい評価の理論と実践』(pp. 177-213)くろしお出版.
  • 塩谷奈緒子(2008).教室文化再考――対話型の日本語教室活動における教室文化作りについて.細川英雄,ことばと文化の教育を考える会『ことばの教育を実践する・探求する――活動型日本語教育の広がり』(pp.146-168)凡人社.
  • 塩谷奈緒子(2006).学習者と作る対話の教室と教師の役割――2004年春学期・日本語3Bクラスの実践から『講座日本語教育』42,124-153.http://hdl.handle.net/2065/5827
  • 塩谷奈緒子(2004).日本語教室活動における教師の役割――コミュニケーション環境設定者,活動支援者としての教師『早稲田大学日本語教育研究』4,103-115.http://hdl.handle.net/2065/3528
  • 塩谷奈緒子(2004).クラス活動における支援と教師の役割 細川英雄・NPO法人「言語文化教育研究所」スタッフ『考えるための日本語』(pp.139-166)明石書店.
  • 塩谷奈緒子(2003).「学習者の開放」の環境設定と支援――「学習者の教室内での開放」と「学習者の教室外での開放」『21世紀の「日本事情」第5号』くろしお出版.
  • 塩谷奈緒子(2002).コミュニケーション共同体としての日本語教室『WEB版 論集「ひととことば」』3,15-33.http://www.gsjal.jp/hosokawa/workwhtkt.html#the3rd
  • 塩谷奈緒子(2002).総合クラスにおける教師の役割について――学習者の「思考と表現の往還」を活性化させる為の支援,環境設定とは何か『WEB版 論集「ひととことば」』2,15-26.http://www.gsjal.jp/hosokawa/workwhtkt.html#the2nd

発表

  • 塩谷奈緒子(2012年8月).「日本での生活・日本語学習のポートフォリオを作る――対話から始める日本語教室活動の試み」日本語教育国際研究大会[ICJLE2012].
  • 塩谷奈緒子(2010年3月).「総合日本語(SP3・4)3S クラスにおけるポートフォリオ活動の試み――『日本での生活・日本語学習の振り返り』の実践と分析」早稲田大学日本語教育学会.
  • 塩谷奈緒子(2009年3月).「教室文化とアセスメント」ことばと文化の教育を考える会(北京).
  • 塩谷奈緒子(2006年8月).「対話が作る日本語教室における教師の役割――教室文化の捉え直しと再文脈化」日本語教育国際研究大会[ICJLE2006].
  • 塩谷奈緒子(2006年6月).「IRE/IRFから『教室文化』を考える」言語文化教育研究会.
  • 塩谷奈緒子(2005年5月).「対話が作る日本語教室における教師の役割――対話環境設定と対話に根ざした支援」日本語教育学会春期大会.
  • 塩谷奈緒子(2004年11月).「対話が作る日本語教室における教師の役割」言語文化教育研究会.
  • 塩谷奈緒子(2003年9月).「日本語教室活動における教師の役割――コミュニケーション環境設定者,活動支援者としての教師」早稲田大学日本語教育学会.

経歴

2012年4月〜現在
東京電機大学理工学部共通教育群 講師
2013年4月〜現在
早稲田大学大学院日本語教育研究科 非常勤講師
2008年11月~
財団法人ラボ国際交流センター ラボ日本語教育研修所(日本語教師養成講座) 非常勤講師
2010年5月~
日本大学日本語講座(学務部・教育推進課) 非常勤講師
2010年4月~
早稲田大学日本語教育研究センター 非常勤講師
2007年4月~
早稲田大学日本語教育研究センター 客員講師(専任)
2005年4月~
早稲田大学日本語教育研究センター 助手
2004年4月~
早稲田大学日本語教育研究センター 契約講師
1997年9月~1999年6月
Stonehill College (MA,USA) Visiting Scholar(北米大学教育交流委員会派遣)