八ヶ岳アカデメイア――世界各地での実践・講演
ユビキタス日本語講座「日本語で考える・日本語で書く」
このページの各講座は終了しました。多数の受講をいただき,ありがとうございました。
「日本語で考える・日本語で書く」へ,ようこそ
この講座の目的は,「考えること」と「書くこと」です。この2点のために,BBSによる,メンターおよび受講者間のやりとりを十分に活用します。(日本語の入力方法については「日本語入力について」を参考にしてください。)
皆さんの中には,「日本語が上手になりたい」とか,「きれいな文章が書きたい」という人が大勢いると思いますが,この講座は「上手な日本語」や「きれいな文章」を目的としません。
なぜなら,表現することで問われるのは,そして自分に問わなければならないのは,「考えること」と「書くこと」だからです。とくに,自分の考えを明確にする過程で,そのことが自分にとってどのような意味があるのか,ということがとても重要です。この問いを失うと,表面的な情報の交換や知識のやりとりで終わってしまい,思考も表現も活性化しません。
途中であきらめるのも,最後までやりぬくのも,まったくのあなたの自由です。誰かに何かを教えてもらうのではなく,自分で自分のことを切り拓いていくという活動は,すべてあなた自身の問題だからです。
最後までがんばって,自分のレポートを完成させ,お互いのものをきちんと評価できたら,必ず得るところがあります。わずか2ヶ月の講座ですが,「考えること」と「書くこと」を追求してみませんか。皆さんの健闘を祈ります。
PS:今回の講座で書き上げられたレポートを集めて,担当者のホームページで公開します。皆さんのレポートは,全世界に向けて発信され,230万人(世界で日本語を学んでいる人の数)の読者が皆さん一人一人のレポートを読むことでしょう。
細川英雄・「言語文化教育研究所」代表
紹介スライド:「日本語で考える・日本語で書く」って何?
音声付スライドで,講座内容を紹介しています。
ぜひ,ご覧ください。
【重要】受講開始までに行うこと
それぞれの興味・関心のあるテーマを一つ挙げ,「なぜそのことに興味・関心を持つのか」という理由を,400字程度にまとめてください。なお,最後に,必ず「私にとって,○○(テーマ)は,・・・である」という一文を入れてください。
こうした活動は,皆さんにとってあまり馴染みのないものかもしれません。以下の本は,こうした活動を理解するために有効だと思います。図書館等で,もし入手できたら参考にしてみてください。
- 牲川波都季・細川英雄『わたしを語ることばを求めて』三省堂,2004
- 細川英雄+NPO法人スタッフ『考えるための日本語』明石書店,2004
受講お申し込みは。。。
募集期間中は,詳しい情報をニュースに掲載しています。そのほかお問い合わせは,info@gbki.orgまでお願いします。