八ヶ岳アカデメイア――既刊一覧:シリーズ「考えるための日本語」
考えるための日本語・実践編――総合活動型コミュニケーション能力育成のために
- 武一美・津村奈央・牛窪隆太・橋本弘美・星野百合子(著),細川英雄(編著)
- 明石書店[詳しい内容] 2,200円
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この「考えるための日本語・実践編」は,先般出版した『考えるための日本語-問題を発見・解決する総合活動型日本語教育のすすめ』(明石書店)の実践活動編です。
この総合活動型日本語教育の考え方にもとづいて実際の活動を行ってきた有志のメンバーが自分たちのやってきた(やっている)クラス活動の実際をそのまま見せてみようということで編集されたのが,今回の「実践編」です。多くは,現在,早稲田大学日本語教育研究センター(2006年4月より改称)で非常勤や契約講師をつとめる人たちですが,同時にいろいろな日本語学校での経験もある人たちです。また海外での日本語教育経験のある人も多く含まれていますし,現在,海外の日本語教育機関に赴任中の人もいます。
このように,とても多彩のメンバーによって1年以上の合議を重ねて編集された実践編ですから,この本の中には,実践活動のさまざまな工夫がちりばめられ,それが教育実践活動として自覚的に活用されています。
この「考えるための日本語・実践編」によって,学習者一人一人の自己表現の実現をめざして,教室担当者一人一人が自らの立場をしっかりと踏まえることができ,その設計と支援によって,一つ一つの教室活動が大きく変容することを期待します。
(〈「考えるための日本語・実践編」へようこそ〉より抜粋)
いよいよ総合活動型日本語教育の全貌が,実践編の形をとってその姿を現します。「実践研究」とは何かをめざす,新しい日本語教育の世界を手にとってみませんか。